マイルを貯めて飛行機をお得に利用するだけが、賢い旅行術ではありません。ホテルのポイントプログラムとマイルを組み合わせることで、航空券だけでなく宿泊費まで大幅に節約し、トータルでほぼ無料の旅行を実現することができます。
この記事では、マイルとホテルポイントを組み合わせた旅行術を、主要なホテルポイントプログラムの紹介からマイルへの交換方法、具体的な活用シナリオまで徹底解説します。旅行コストをとことん削減したい方は必見です。
マイルとホテルポイントを組み合わせるメリット
航空券と宿泊費は旅行費用の中で最も大きなウェイトを占めます。特に海外旅行では、航空券と宿泊費を合わせると数十万円になることも珍しくありません。マイルとホテルポイントの両方を活用することで、この2大コストを同時に削減できるのが最大のメリットです。
たとえばハワイ旅行の場合、ANAマイルで往復特典航空券(エコノミー)を取得し(35,000マイル程度)、さらにヒルトンやマリオットのポイントで宿泊費を無料にすることで、旅行の主要コストをほぼゼロにすることも可能です。
主要ホテルポイントプログラムとマイルの関係
①マリオット ボンヴォイ(Marriott Bonvoy)
世界最大級のホテルポイントプログラムです。マリオット、シェラトン、ウェスティン、W、リッツカールトンなど約30ブランド・8,000軒以上のホテルが対象です。
ANAマイルとの関係:
マリオットボンヴォイポイントはANAマイルに交換できます。60,000ボンヴォイポイント=25,000ANAマイル(5,000マイルのボーナス込み)のレートで移行可能です。これは実質約1.25倍の移行レートになるため、マイラーの間で非常に人気の高い交換ルートです。
マリオットボンヴォイアメックスカード(SPGアメックス):
このカードを利用することで日常のショッピングでボンヴォイポイントが貯まり、それをANAマイルに移行できます。またマリオット系ホテルに年1回無料宿泊できる特典(条件あり)も付帯しており、マイラーとホテル好き両方にとって非常に価値の高いカードです。
②ヒルトン・オナーズ(Hilton Honors)
ヒルトン、コンラッド、ウォルドーフ・アストリアなど約7,000軒のホテルが対象のポイントプログラムです。
ANAマイルとの関係:
ヒルトン・オナーズポイントはANAマイルに交換することができます(10ポイント=1マイル程度)。ただし交換レートはマリオットよりも低いため、ヒルトンポイントはマイル交換よりも無料宿泊(特典宿泊)での使用がお得なケースが多いです。
ヒルトン・オナーズ アメックスカード:
日本でもヒルトンと提携したアメックスカードが発行されており、日常のショッピングでヒルトンポイントを貯めることができます。年間一定額の利用でダイヤモンドステータスが付与される特典もあり、上級会員としてのサービスを受けられます。
③IHGリワーズ(IHG One Rewards)
インターコンチネンタル、クラウンプラザ、ANAインターコンチネンタルなど約6,000軒のホテルが対象です。
ANAマイルとの関係:
IHGリワーズポイントはANAマイルに交換できます(5,000ポイント=1,500マイル程度)。ANAインターコンチネンタルホテル東京など、ANAと直接提携しているホテルでは宿泊とフライトの両方でポイント・マイルを積算しやすい環境が整っています。
④ハイアット ワールド・オブ・ハイアット(World of Hyatt)
パークハイアット、グランドハイアット、アンダーズなど高級ホテルが中心のプログラムです。
ANAマイルとの関係:
ハイアットポイントはANAマイルへの直接交換はできませんが、ハイアットポイントを特典宿泊に使い、節約した現金でマイルを貯めるカードの年会費を賄うという間接的な活用が可能です。また、ワールド・オブ・ハイアットはマリオットボンヴォイとの提携関係があり、ポイント移行を活用するルートも存在します。
ホテルポイントをマイルに交換する際の注意点
①交換レートを必ず確認する
ホテルポイントをマイルに交換する際の交換レートはプログラムによって大きく異なります。最もレートが高いのはマリオットボンヴォイ→ANAマイルのルートですが、ヒルトンやIHGはレートが低めです。交換前に必ず最新レートを確認しましょう。
②特典宿泊との比較を行う
ホテルポイントをマイルに交換するよりも、ポイントをそのまま特典宿泊(無料宿泊)に使ったほうが価値が高い場合があります。1ポイントあたりの価値を特典宿泊とマイル交換で比較した上で、どちらがお得かを判断しましょう。
一般的に、ヒルトン・IHGなどのポイントは特典宿泊に使ったほうがマイル交換より1ポイントあたりの価値が高くなる傾向があります。一方、マリオットボンヴォイポイントはマイル交換レートが高いため、マイル交換でも十分な価値があります。
③交換は一方通行
ホテルポイントをマイルに交換した後、再びホテルポイントに戻すことはできません。交換前に慎重に検討しましょう。
マイルとホテルポイントを組み合わせた旅行シナリオ
シナリオ①:マイルで航空券+ヒルトンポイントで宿泊(ハワイ旅行)
ANAマイルで東京〜ホノルル往復特典航空券(エコノミー)を取得(約35,000マイル)し、ヒルトン・オナーズのポイントでヒルトン・ハワイアン・ビレッジへの宿泊を特典宿泊として確保します。航空券と宿泊費の両方をポイントで賄うことで、ハワイ旅行の主要費用をほぼゼロにできます。
シナリオ②:マリオットポイントをANAマイルに交換して長距離旅行
SPGアメックスカードを日常使いしてマリオットボンヴォイポイントを貯め、60,000ポイントをANAマイル25,000マイルに交換します。このマイルをヨーロッパ路線の特典航空券に充当することで、通常10万円以上する欧州行き航空券を大幅に割引で取得できます。
シナリオ③:IHGポイントで国内出張の宿泊コストを削減
出張が多い方は、IHGリワーズポイントを活用して国内のクラウンプラザやANAインターコンチネンタルへの宿泊を特典宿泊で確保し、出張の宿泊費を節約。節約した宿泊費の予算をマイル系クレジットカードの利用拡大に回し、さらにマイルを積み上げるという好循環を作れます。
マイルとホテルポイントを同時に効率よく貯める方法
①SPGアメックスカードでダブル取得
マリオットボンヴォイアメックスカード(SPGアメックス)は、ショッピングでマリオットポイントが貯まり、マリオット系ホテルでの宿泊ではさらに高還元でポイントが積算されます。貯めたポイントをANAマイルに移行するルートはマイラーに人気です。
②提携ホテルでフライトとホテルの両方を積算する
ANAやJALと提携しているホテルに宿泊することで、ホテルポイントとマイルの両方を同時に積算できる場合があります。出張や旅行の際には提携ホテルを積極的に選びましょう。
③ダイナミックパッケージでのボーナス獲得
ANAやJALのダイナミックパッケージ(航空券+ホテルのセットプラン)を利用すると、フライトマイルに加えてパッケージ利用ボーナスが付与されることがあります。旅行の際はパッケージプランも比較検討してみましょう。
まとめ
マイルとホテルポイントを組み合わせることで、航空券と宿泊費という旅行の2大コストを同時に削減できます。特にマリオットボンヴォイとANAマイルの組み合わせは交換レートが高く、多くのマイラーに活用されている黄金ルートです。
日常のショッピングをSPGアメックスに集約し、出張・旅行では提携ホテルを選ぶだけで、マイルとホテルポイントの両方が自然と積み上がっていきます。賢くポイントを組み合わせて、よりお得で豊かな旅行ライフを実現しましょう。


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